加齢現象だということは十分にわかっていますが、R眼です。
そう、「老眼」です。なんかもっといい言い方はないのかな。
高校生の時から近視で、47歳を超えた頃から布団からiPhoneを覗き込んだ時に、あれ?読みにくいな!と思ったのが老眼の気づき。
よくあるメガネをずらして裸眼で見たりする高齢の方を見かけていましたが、まさにあれを自分がするのか!と思った時の、老けた!という衝撃は相当なものでした。
コロナ禍の最中に、メガネ派からコンタクト派に乗り換えました。
当然、コンタクトは遠近両用タイプにしていて、近眼用よりも高いレンズになっています。
そうそう、コンタクトでは眼鏡のように取り外して近くだけをみるわけにはいかないのですから。
その代わりに、百均でプラスチックの老眼鏡、いい表現に書き換えると「リーディンググラス」を買いました。
暗い場所とか、ちょっと見にくいなという時に、補助として使うだけなので、安いもので全然オッケーです。
むしろ安いものを複数買っておいて、仕事で使う鞄、プライベートで使う鞄、リビングにいつでも使えるように置いておくようにしています。
老眼について調べてみた
「敵を知り己を知れば百戦殆からず」です。
老眼について、以下のサイトで確認してみました。
「ROHTO製薬 『老眼の』の原因・症状・対処法」
https://jp.rohto.com/learn-more/eyecare/all/rougan/
老眼の症状は、
- 細かい文字が読みにくい
- 手元が見にくい
- 暗い場所でものが見にくい
- 目の疲れ
- 頭痛
- 肩こり
が挙げられています。
私の場合は3番目の暗い場所でものが見にくい、というのが顕著で、薄暗い場所がとにかく苦手です。
老眼は、老化現象で、治ることはないのですが、なぜそうなるのでしょうか?
ものが見えるのは、目のレンズ(水晶体)が対象の距離に合わせて焦点距離を変えて、眼軸の長さの調整(網膜までの距離)を調整することで、ピントが合うわけですね。
カメラに直して考えると、
- ズームダイヤルを回すことでレンズの焦点距離を変える
= 水晶体の厚みを変える - 眼軸の長さの調整
= ピント調整ダイヤルを回す (レンズとセンサーの距離を微調整する)
ということでしょうか?
小学生の頃の顕微鏡の方がイメージしやすいかな。
- 対物レンズを変える(水晶体の厚みを変える)
- ピントを調整する(対物レンズと対象の距離を微調整する)=眼軸の長さを調整する
近視はピント調整機能の近い距離の調整が難しくなっている状態で、老眼はレンズの調整機能の劣化で近いところを見るための水晶体の厚みを変える機能が弱る、ということになるようです。
このように仕組みが違うから、近視だから老眼にならないわけでもなく、目がいいから老眼が進みやすいわけではないようです。
対処法はあるのか?
前述したように、老眼は水晶体、いわゆるレンズの厚みを調整する機能が、加齢により低下しているのが原因です。
であるならば(石丸構文ですね)、
- 水晶体の質を若返らせること(厚みの可変が良好になる)
- 水晶体の厚みを変える筋肉の「毛様体筋」を若返らせること
が解決策になるだろう、ということです。
水晶体については、老化すると別の病気で「白内障」がありますが、タンパク質が劣化して白濁する病気です。
この病気では、水晶体を取り出して、眼内レンズを入れます。 水晶体が若返ることになるので、レンズとしては最新になったと言えるでしょうね。
でも、毛様体筋は取り替えられません。筋トレで機能が回復するのでしょうか?
毛様体筋の機能を亢進する、代謝を促進する、若返らせる、というような医療用の処方は2024年7月現在はないようです。
再生医療が現実のものとなれば、フレッシュな毛様体筋、水晶体に取り替えることで、老眼はなくなるかもしれませんが、まだ未来の話です。
となると、ぐっと怪しくなるのですが、サプリメントです。 老化現象というのは、活性酸素によるダメージの蓄積で、機能が低下していくことがほとんどですので、サプリメントによる活性酸素種の失活が主目的になるのでしょう。
検索するとよく出てくるのが、ルテイン。
ルテインは、目の水晶体、黄斑部、そして皮膚度に多く存在しますが、植物からしか摂取できない、黄色の抗酸化物質です。
ただ、ルテインとゼアキサンチンを積極的に摂取したとしても、視力改善などの効果には確実な効果が確認できていません。
わかっているのは、加齢により体内のルテインとゼアキサンチンの低下に伴い、視力が低下するという相関は得られています。
摂取したからといって、確実に体内に定着し、良好に消費、蓄積されなければ意味がないのですが、その辺りのメカニズムがわかっていないのかな、と思います。
体質にもよるので、サプリメントはやはり気休めに過ぎないです。
(確実な効果が確認できているのならば、医薬品になります。医薬品ではないというのは、そういうことです。)
参考:ルテイン(Wikipedia) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3
実生活での対処
コンタクトをつけていない時に使用する、生活用のメガネをかけているときに、画面上の小さい文字を見るのが厳しいなと思う時が出てきました。
対処方法としては、
- 遠近両用レンズのメガネを作る
- 表示フォントを大きくする + 画面の解像度の高い、大型のディスプレイにする
どちらにしても物入りですね。
私の場合、後者で対処しようかなぁと思っています。